【再生医療】脂肪幹細胞でシワ・たるみ・くすみを改善!メリットや費用を解説
2024.12.25
「脂肪幹細胞治療ってどういった効果があるの?」
「他の再生医療との違いは?」
と、気になっている方はいませんか?
幹細胞治療で主に使われている脂肪由来の細胞は、病気やケガの治療、肌トラブルの改善に活用されています。
本記事では、脂肪幹細胞治療の効果やメリット・デメリットを解説します。
再生医療の一つである幹細胞(線維芽細胞)治療との違いもわかるので、ぜひ最後までご覧ください。
脂肪由来の幹細胞を使用した2種類の再生医療を紹介します。
幹細胞は体の様々な場所から抽出できますが、現在の治療では脂肪由来の幹細胞が多く使用されています。
その理由は、脂肪由来のものが幹細胞の含有量や成長因子の産生量の多さで優れているためです。
上記2種類の治療は、どういった違いがあるのかを探っていきます。
「脂肪幹細胞治療(自己脂肪由来幹細胞治療)」は、自身の脂肪から採取した幹細胞を一定量まで増殖させてから注射や点滴で体に戻す治療法です。
増殖した幹細胞は成長因子やコラーゲンなどを分泌するため、健康や美容分野における不調の改善が期待できます。
これまで修復が難しいと考えられていた軟骨などの組織修復が期待できるほか、手術と比べて体への負担が少なく少量の脂肪採取で痕が残りにくいのがメリットです。
自分の細胞を使用することから、アレルギー反応や拒絶反応が起こりにくく安全性が高いといわれています。
「脂肪幹細胞由来培養上清治療」は、人の脂肪由来の幹細胞を培養し、培養液中に分泌される生理活性物質を回収した培養上清液を注入する治療法です。
培養する際に、分泌される100種類以上の整理活性物質が様々な症状・肌トラブルに有効と考えられています。
例えば、関節炎の炎症抑制や疲労回復、肌のたるみ、シワ改善などに効果的です。
脂肪幹細胞治療には自身の脂肪幹細胞が含まれているのに対し、脂肪幹細胞由来培養上清治療は生理活性物質が含まれた液体のみという違いがあります。
改善したい病状や肌の悩みに合わせてどちらかを選択しましょう。
再生医療に欠かせない脂肪幹細胞の治療法における効果を解説します。
脂肪幹細胞療法は医療分野、美容分野においてこれまで難しかった幅広い症状の改善を可能にする治療法です。
では、具体的にどういった症状に有効な治療法なのかを見ていきましょう。
脂肪幹細胞療法は患部の修復・再生効果が期待できる治療法です。
脂肪由来の幹細胞は細胞を複製する「自己再生能」と、他の組織に分化する「多分化能」を持ち合わせているため、従来の治療では難しい組織の修復を可能にします。
近年の研究では、炎症を抑制する効果も明らかになっているので、痛みのある患部に脂肪幹細胞を注入するだけといった最小限の負担で治療を受けられます。
主に有効だといわれている症状は以下のとおりです。
脂肪幹細胞療法は細胞レベルでアンチエイジングが可能な根本治療です。
加齢とともに減少した細胞や、紫外線ダメージを受けた組織の回復能力を持つ細胞に働きかけるため効果が期待できます。
また、脂肪幹細胞は、ヒアルロン酸注射やボトックスのように皮膚に吸収されてしまうことがなく、半永久的に効果が続くのがメリットです。
脂肪幹細胞を注入すると、新しい細胞や組織が作られ肌の再生能力が活性化するので、肌を作る上で欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸の産生が促進されます。
特定の症状に限らず、肌のハリやくすみ、シワなどオールマイティな悩みの改善に有効です。
脂肪幹細胞治療を受けるにあたって、メリットとデメリットがあるので紹介します。
長期的に痛みと炎症を緩和できるといったメリットがある一方で、効果や期間は個人差があり、副作用や高額費用が伴うケースもゼロではありません。
良い面と気になる面をきちんと把握した上で、治療を受けましょう。
脂肪幹細胞治療は、長期的な痛みと炎症の緩和に効果的です。
幹細胞が持つ同じ細胞を複製する能力と、多様な細胞に分化する能力から、従来の治療では効果が得られなかった症状も改善できます。
また、液性因子と呼ばれる炎症の抑制や、組織・臓器の修復を可能にする物質の放出により、骨や筋などの修復・再生、破壊抑制が可能です。
例えば、人口関節置換手術において手術の回避や、延期できるケースもあります。
脂肪幹細胞治療は必ずしも効果を実感できるわけではありません。
また、効果が現れるまでの期間や効果の持続期間も個人差があり、期待していたほどの効果がないケースもあります。
しかし、自身の脂肪幹細胞を使用するためウィルスに感染する可能性がなく、安全性の高い治療です。
治療後、稀に内出血や発熱、痛み、腫れなどの副作用が生じる場合があるので覚えておきましょう。
脂肪幹細胞治療は自由診療のため、100万円以上の高額治療になるケースもあります。
予算が限られている方は、しっかりと治療計画を練りましょう。
幹細胞(線維芽細胞)治療は肌再生医療の一つで、様々な肌の悩みを抱えている人に嬉しい治療法です。
肌の細胞そのものにアプローチしていくため、複数の肌トラブルもまとめて改善可能です。
肌の悩みに対し、改善していく過程をそれぞれ解説します。
幹細胞(線維芽細胞)治療は肌のハリや弾力、潤いなど肌の若返り効果が期待できます。
人が生まれた時に3億個あるといわれている幹細胞は、年齢を重ねるごとに減少していきます。
老化による肌トラブルは、若いうちはたくさんある細胞が減っていくのが原因です。
自分の元気な細胞を培養し数万倍に増殖させたものを注入すると、周りの細胞をも活性化させ肌年齢を若返らせます。
幹細胞(線維芽細胞)治療はシワやほうれい線の改善にも効果があるといわれています。
体内に元気な細胞を増やす幹細胞の自己再生能によって、肌のハリや潤いを保つコラーゲンやエラスチンなどが生成されるためです。
注入された幹細胞(線維芽細胞)は体内に吸収されることなく、年単位で効果が持続します。
治療後は肌の老化改善だけでなく、老化の進行スピードが緩やかになっていることも体感できるでしょう。
幹細胞(線維芽細胞)治療は毛穴の改善にも効果的な方法です。
肌の弾力低下が毛穴の開きが気になる原因の一つと考えられており、皮脂の過剰分泌や老化により肌の弾力を保つ成分が減少し目立つようになります。
幹細胞を注入することで肌内部にあるコラーゲンやヒアルロン酸の生成を活発化させ、ターンオーバー周期を整えることで開いた毛穴を引き締めます。
加齢による肌トラブルにも有効な治療法なので、あらゆる悩みを解消できるのが特徴です。
幹細胞(線維芽細胞)治療は諦めかけていたニキビ痕やクレーターの改善も可能です。
一般的に、ニキビ痕やクレーターは化粧品や塗り薬、レーザー治療など外側からの治療で治すのが難しいといわれています。
そのため、肌内部からアプローチする治療法が有効です。
元気な幹細胞(線維芽細胞)を注入すると細胞分裂が繰り返し起こり、肌を作り直すことができます。
肌の弾力や厚みが戻ることで、ニキビ痕やクレーターのへこみは自然に治癒されていきます。
再生医療第二種・再生医療第三種の認可を受けている、フォーシーズンズ美容皮膚科の幹細胞(線維芽細胞)治療について解説します。
一言で幹細胞治療と言っても、脂肪幹細胞や線維芽細胞など使用する幹細胞は様々な種類があり、効果も異なります。
ここでは、脂肪幹細胞治療との違いや幹細胞(線維芽細胞)治療のメリットに触れるので、ぜひ覚えておきましょう。
フォーシーズンズ美容皮膚科の幹細胞(線維芽細胞)と、治療と脂肪幹細胞治療の違いを表にまとめました。
両者は幹細胞の採取方法や治療に効果的な症状などが異なります。
目的に応じて適切な治療法を選びましょう。
幹細胞(線維芽細胞)治療 | 脂肪幹細胞治療 | |
---|---|---|
採取場所 | 耳の後ろから米粒大の皮膚を採取 | お腹や太もも、ヒップ周りから採取 |
移植方法 | 今最も元気な線維芽細胞を培養して注射で注入 | 注射や点滴で注入 |
効果 | しわ・たるみ・毛穴・小顔・リフトアップなどオールマイティーなエイジング治療が可能 | ・怪我によるくぼみ、老化によるくぼみに効果あり ・肌の若返り効果を感じるには複数回治療が必要な場合がある |
ダウンタイム | ・傷口が目立たず残らない ・注入技術が高く、ダウンタイムはほとんどない |
脂肪吸引により傷跡が残る、化膿する可能性がある |
副作用 | 自分の肌細胞のため、副作用のリスクなし | 他の人の脂肪由来幹細胞を使う場合、副作用のリスクあり |
幹細胞(線維芽細胞)治療は、肌のハリや潤いを取り戻し自然な若返りを可能にします。
老化が気になる部分に注入すると元気な肌細胞を増殖し、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの産生を促進するため様々な肌の悩みに効果を発揮します。
自分の細胞組織を培養し、生きた幹細胞だけを活かすので、アレルギーや拒絶反応が起こりにくいのも特徴です。
即効性のある治療法ではありませんが、じっくりと肌が変わっていく様子を確かに感じられるでしょう。
また、老化の原因を改善して終わりではなく、治療後の老化スピードを遅らせることまでを考えた治療法です。
一定のスパンで治療を受け続けないと効果が薄れてしまう対処療法と異なり、根本治療なので半永久的な効果が続きます。
以上、脂肪幹細胞治療の特徴や効果を解説しました。
幹細胞治療の主力である脂肪由来の幹細胞は2種類の治療法があり、幅広く様々な症状改善に有効です。
また、幹細胞(線維芽細胞)治療も効果が高く、特に美容分野において半永久的な若返りが期待できます。
再生医療が気になる方は、ぜひフォーシーズンズ美容皮膚科クリニックへ問い合わせてみましょう。
過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。
▼勤務経験
神戸大学病院皮膚科
神戸西市民病院皮膚科
兵庫県立加古川医療センター皮膚科
東神戸病院皮膚科
フォーシーズンズ美容皮膚科
クリニック名 | フォーシーズンズ美容皮膚科 |
---|---|
住所 | 〒105-0022 東京都港区海岸1丁目10−30 アトレ竹芝タワー棟3F |
診療科目 | 美容皮膚科|美容外科|レーザー治療|医療脱毛 肌再生医療|美容形成外科|皮膚科|メディカルエステ |
TEL | 03-6803-4908 |
FAX | 03-6803-4907 |
定休日 | 12/31~1/2 |
URL | https://tokyo.four-seasons.jp/ |
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