【初心者向け】幹細胞治療で若返り!再生医療の基礎知識
2024.12.24
再生医療は、人の体にある細胞が持つ再生力や修復力を活かして傷ついたり、失われたりした組織の回復を目的とする治療法です。
その中でも代表的なものとして、幹細胞医療があります。
本記事では、幹細胞医療の特徴や得られる効果を解説します。
また、幹細胞治療以外に効果的な再生医療も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
再生医療の代表的な医療の一つである、幹細胞医療について解説します。
再生医療は細胞が持つ再生・修復能力を活用し、傷ついた組織や失われた機能の回復を目的とした医療技術です。
その技術に欠かせないのが、人の体内にある「幹細胞」です。
では、幹細胞を使用した治療にはどのような特徴や注意点があるのか詳しく見ていきましょう。
幹細胞は多様な種類の細胞へと分化する能力を持ち、再生医療や細胞治療の分野で注目されています。
約60兆個の細胞から成り立つ人の体には、神経や筋肉など特定の役割を持つ細胞が存在します。
しかし、特定の役割を持たず必要に応じて様々な細胞へと変化できる特殊な細胞もあり、それが幹細胞です。
例えば、神経細胞や筋肉細胞、血液細胞といったものに分化できます。
幹細胞は、本来の機能を果たせなくなった細胞や組織を修復・再生する「自己複製能力」も持ち合わせています。
細胞分裂によって同等の能力を持つ細胞を生成できるため、この力を最大限活かそうと研究が進められています。
幹細胞治療は幹細胞の分化能と自己複製能を活かし、損傷した組織や臓器を再生・修復する治療法です。
幹細胞は様々な細胞へと変化し、創傷治癒や免疫活性化、細胞周期の制御が可能なため、あらゆる疾患の治療に効果を発揮します。
また、自身の元気な細胞を増殖させることで細胞分裂が促進し、若い頃のようにみずみずしくハリツヤのある肌が手に入るので肌トラブル改善にも有効です。
幹細胞治療は、ヒアルロン酸注入やレーザーなどのように一時的に効果を感じられる治療法ではなく根本からアプローチする治療です。
薬品や人工物を使用する治療と比較してアレルギーや副作用なども少なく、安全に受けられます。
幹細胞治療は個人差があるものの、即効性を期待できる治療法ではありません。
幹細胞治療は組織を根本的に修復し、効果を引き出すためには最短でも数カ月かかります。
培養した細胞を戻す際に注射を使用するため、針を刺した部分から出血する、針先から菌が入り感染するといったリスクは避けられません。
ただし、大きな副作用はほとんど報告されていないので、安心して受けられる再生医療といえます。
再生医療の中には保険適用が受けられる治療法もありますが、自由診療のものが大半です。
高額な費用がかかるケースもあるので、よく考えてから治療を受けましょう。
私たちの体内に存在する幹細胞の代表的なものとして「間菓系幹細胞」があります。
間菓系幹細胞は、骨髄や臍帯、脂肪、乳歯髄といった様々な部分に存在するのが特徴です。
従来の幹細胞治療では、骨髄由来の幹細胞が多く用いられていましたが、最近では脂肪由来の幹細胞を活用する事例が増えています。
脂肪由来の幹細胞を使用する理由は、幹細胞の含有量や成長因子、採取のしやすさなどからです。
骨髄由来と比較して脂肪由来の幹細胞は、含有量が約500倍ほどと多いだけでなく増殖力の高さも注目されています。
また、傷ついた細胞組織の修復を助ける成長因子の産生量の多さも、脂肪由来の幹細胞ならではです。
実際の治療では、主に身体の負担が少ない腹部から少量の脂肪組織を採取するためリスクは低いといえます。
幹細胞医療は根本治療であることから、医療と美容どちらにも適応できる治療法です。
細胞組織に働きかけるため、一つの症状や特定の悩みだけでなく、気になること全てが改善していたというケースも珍しくありません。
幅広く適応する幹細胞治療は、どういった悩みや症状に効果を期待できるのか見ていきましょう。
幹細胞医療を医療に適応する場合、以下のような幅広い症状に効果が期待できるといわれています。
幹細胞治療をはじめとした再生医療を美容に適応した場合、肌のアンチエイジング効果が期待できます。
再生医療は細胞の修復を促進し、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を産生する細胞を活性化させるため、オールマイティなケアが可能な根本治療です。
数カ月後から数年にわたって効果が続き、いつから治療を始めても問題はなく半永久的なエイジングケアができます。
以下のような悩みがある場合、幹細胞治療を検討してみるのも一つの手段です。
再生医療の中で幹細胞治療以外の代表的な治療法を紹介します。
再生医療は効果が限定的な対処療法と異なり、幅広い効果が期待できる治療法です。
何をしても効果を感じられず諦めかけている悩みも、再生医療が一筋の光になるかもしれません。
PRP療法は患者自身の血液を採取し、高濃度に抽出したPRPを注入する治療法です。
PRPとは、多血小板血漿のことを指し、血管や細胞を修復する働きを持っています。
注入後は体内で傷ついた組織周辺に血小板が集まり、血液凝固の過程で成長因子を放出するため、修復効果が期待できます。
治療後のダウンタイムは数日から2週間程度で、赤み、腫れ、かゆみなどの症状が出る場合がありますが、徐々に落ち着くでしょう。
ダウンタイム中の腫れは、肌の自然治癒力によってコラーゲンをはじめとした肌組織が再生されているサインといえます。
幹細胞培養上清液(エクソソーム)治療は、幹細胞を培養・増殖させる過程で発生する高純度の上澄み液を利用した治療法です。
幹細胞培養上清液には、成長因子や増殖因子であるサイトカインをはじめとする活性物質が含まれており、体内の幹細胞や再生能力の高い細胞に働きかけ組織の再生を促進します。
肌や頭皮などへの直接注入はより高い効果が期待できますが、直接注入できない箇所は静脈からの投与で全身の細胞へと行き渡らせることが可能です。
改善が難しい様々な疾患や肌トラブルにも有効な治療法といえます。
免疫・ガン予防療法(NK細胞療法)は、自分の免疫細胞を採取し、増殖された細胞を体内に戻すことで免疫力を高める治療法です。
加齢や生活習慣などから減ってしまった、あるいは活性化しにくくなった免疫細胞の防衛本能を最大限に引き出すといった特徴があります。
薬物療法と異なり、がんやウイルスが耐性を得るリスクは低く副作用も少ないのがメリットです。
体に負担をかけず、ガンの予防や治療を行いたい方に適しています。
自己線維芽細胞注入療法は、自分の線維芽細胞を培養し、皮膚に注入する治療法です。
老化や紫外線ダメージにより少なくなってしまった線維芽細胞を注入し増殖させることで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出します。
それにより、線維芽細胞が少なくなる前の若々しい肌に近づけることが可能です。
この治療法では、自分の体内にある細胞を活用するので副作用や拒否反応などが起こりにくく、安心して治療を受けられます。
皮膚の衰えにより起こるシワやたるみ、毛穴の開きといった肌トラブルの改善が期待できます。
再生医療のパイオニアとして道を切り開く、フォーシーズンズ美容皮膚科で行われている再生医療を紹介します。
どの治療法も細胞が持つ本来の力を引き出し、肌悩みの改善に効果的です。
ご自分の悩みに合う治療法はどれなのか、ぜひ探してみてください。
ACRS療法は、自分の血液に含まれる抗炎症性サイトカインと成長因子を抽出し、増幅させたものを注入する治療法です。
自家組織であるサイトカインや成長因子は、ふっくらとした若々しい透明感のある肌に近づくために欠かせません。
活性化させることで、加齢によるシワやたるみ改善のほか、毛穴・ニキビ・肌質改善など幅広い肌トラブルに効果が期待できます。
フォーシーズンズ美容皮膚科では5倍以上に増幅させた高濃度のサイトカインや成長因子を注入するので、自然治癒力を引き上げ炎症を抑える力を引き出します。
PRP皮膚再生を検討している方は、事前にACRS療法で肌の状態を底上げしてから治療を受けるとより効果が得られます。
PRP皮膚再生は、血液中で血小板をより多く含む血漿成分を使用した治療法です。
フォーシーズンズ美容皮膚科はPRP美容の元祖として、メディアで取り上げられた実績があります。
血小板には組織を再生させる様々なサイトカインが含まれており、傷を治す自己治癒力を持つのが特徴です。
通常、血管内に収まっている血小板を意図的に真皮層へ注入することで、線維芽細胞が活性化し成長因子が増加します。
コラーゲン、FGFなどの化学物質は使用せず、質の高い自己の血小板のみを使用するため若かりし頃の肌のような半永久的に続く効果が期待できます。
ハリやたるみ、シワといった肌トラブルに幅広く対応できるので、様々な肌の悩みを抱えている方もまとめて改善可能です。
自家幹細胞(線維芽細胞)治療は、自身の皮膚から線維芽細胞を抽出、増殖させ移植する治療法です。
治療によって数万倍に増殖させた自身の元気な線維芽細胞を移植すると、周りの細胞をも活性化させ持続的かつ半永久的な肌年齢の若返り効果が期待できます。
その効果は、毛穴の開きやニキビ痕、目の下のクマ、ほうれい線、ちりめんジワ改善などあらゆる肌悩みに対応可能です。
メスやレーザーを使用しない上にダウンタイムもほとんど無いため、人に気付かれず治療したい方に適しています。
以上、フォーシーズンズ美容皮膚科クリニックで行われている再生医療について解説しました。
再生医療が気になる方は、ぜひフォーシーズン美容皮膚科クリニックへ問い合わせてみましょう。
過去に様々な皮膚科で活躍した経歴を持つ皮膚科医。現在はフォーシーズンズ美容皮膚科 神戸院の院長を務めている。
▼勤務経験
神戸大学病院皮膚科
神戸西市民病院皮膚科
兵庫県立加古川医療センター皮膚科
東神戸病院皮膚科
フォーシーズンズ美容皮膚科
クリニック名 | フォーシーズンズ美容皮膚科 |
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住所 | 〒105-0022 東京都港区海岸1丁目10−30 アトレ竹芝タワー棟3F |
診療科目 | 美容皮膚科|美容外科|レーザー治療|医療脱毛 肌再生医療|美容形成外科|皮膚科|メディカルエステ |
TEL | 03-6803-4908 |
FAX | 03-6803-4907 |
定休日 | 12/31~1/2 |
URL | https://tokyo.four-seasons.jp/ |
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