HIFU（ハイフ）

HIFUとは、High Intensity Focused Ultrasound（高密度焦点式超音波）の頭文字を取ったもので、フェイスアップ施術の一つです。

この施術方法では、たるみの原因となる真皮層に向かって65～70℃の熱を照射器によって点状に照射します。このとき肌に照射するのは、高密度の超音波エネルギーです。

高いエネルギーを肌の一点へ与えると、肌内部のコラーゲンが一時的に縮みますが、縮んだコラーゲンを修復しようとして再生し、新しいコラーゲンが生み出されます。新しいコラーゲンが増えて肌に弾力が生まれ、ひきしめ効果が期待できます。

PRP皮膚再生療法

PRP皮膚再生療法は、人間の自然治癒力を活かした方法です。自分の血液を採取してその血液の中から血小板や白血球を取り出し、シワやニキビ跡など肌機能の低下した部位に直接注入して皮膚の再生を促します。

この血小板は成長因子を持っており、その成長因子が持つ組織修復能力がいわゆる自然治癒力と呼ばれているのです。

切らない治療法であるのはもちろん、自分の血液を使用するため副作用のリスクもありません。そのためシワやたるみなどのリフトアップだけでなく、ニキビ跡の治療にも利用されています。

切らない治療法のメリット

皮膚を切開しないため、日常に戻れるまでの期間が早まることがメリットです。切開を必要とする治療法では、回復までに一定期間のダウンタイムが必要ですが、上記でご紹介した切らない治療法はダウンタイムがほとんど必要ありません。場合によっては、治療後すぐにメイクをすることも可能です。

また、切らない治療法は、切開を必要とする治療法よりも比較的費用が安く済む点もメリットです。

ニキビやニキビ跡ができる理由

ニキビは、簡単にいうと毛穴の中でアクネ菌が増殖することによって引き起こされる皮膚の病気です。毛穴の角質が厚くなったり皮脂が過剰に分泌されたりすることにより、毛穴の出口が詰まり皮脂が溜まってしまうことが原因とされています。

ニキビは状態によって種類があり、それが白、黒、赤、黄の4種類です。白ニキビは初期の段階で、黒ニキビは少し進行した状態、さらに進行すると赤ニキビ、最終的には黄ニキビとなります。黄ニキビは、化膿して黄色い膿が溜まった状態で、放置するとしこりやニキビ跡として残ってしまいます。

ニキビやニキビ跡を切らない治療

ニキビの切らない治療では、ニキビにレーザーを照射して針より細い穴を開け、毛穴に溜まった皮脂や膿などを排出させる治療法があります。針で穴を開けて排膿する方法にくらべ、レーザー治療の場合は同時に殺菌も行えます。レーザー治療と光治療を組み合わせる方法もあり、光治療器での治療を継続的に行うことによって新しいニキビができにくい肌になるのが特徴です。

他にも幹細胞治療や肌再生治療、ピーリングなどの方法が挙げられます。いずれも皮膚を切開する必要はありません。

ただし切らない治療であっても、リスクが全くないわけではありません。例えばレーザー治療は刺激が強いため、治療後の肌は外部からの刺激に対する防御力が低くなります。そのため紫外線を浴びると炎症が生じることがあり、痛みやかゆみなどが出ることがあるのです。また、治療後は患部に赤みやヒリヒリとした痛みが発生します。

いずれも時間の経過とともに治まりますし、患部を保護するために塗り薬など適切な処置を行うため、大きな問題になることはほとんどありません。